デイサービス(通所介護)とデイケア(通所リハビリ)の違い

デイサービスとデイケアの違い

デイサービスとデイケアの違いを御存知でしょうか?

現在、デイサービスとデイケアの違いがあまり明確化されず、平成30年度介護報酬改定においても検討項目として挙げられています。
しかし、実際は名称が異なり、サービス内容も料金も人員および施設基準も違います。
今回はデイサービスとデイケアの違いを現場の意見を含めて説明していこうと思います。

通所リハビリテーションとは?

通所リハビリテーションとは、居宅要介護者(主治の医師がその治療の必要の程度につき厚生労働省令で定める基準に適合していると認めたものに限る。)について、介護老人保健施設、病院、診療所その他の厚生労働省令で定める施設に通わせ、当該施設において、その心身の機能の維持回復を図り、日常生活の自立を助けるために行われる理学療法、作業療法その他必要なリハビリテーションをいう。

通所介護とは?

通所介護とは、居宅要介護者について、老人福祉法第五条の二第三項の厚生労働省令で定める施設又は同法第二十条の二の二 に規定する老人デイサービスセンターに通わせ、当該施設において入浴、排泄、食事等の介護その他の日常生活上の世話であって厚生労働省令で定めるもの及び機能訓練を行うことをいう。

リハビリテーションと機能訓練

通所介護は施設に通って入浴、排泄、食事等の介護その他の日常生活上の世話、機能訓練を行う。
通所リハビリは介護老人保健施設、病院、診療所で、その心身の機能の維持回復を図り、日常生活の自立を助けるために行われる理学療法などのリハビリテーションを行う。

通所介護で実施されるものは医師の指示が不要の機能訓練であり、介護保険下でのリハビリテーションには含みません。
しかし、最近では『リハビリ特化型デイサービス』や事業所名に『リハビリ』と付いている事業所もあり、問題にもなっております。

運営施設の違い

通所リハビリは病院、診療所、介護老人保健施設などに併設されております。
一方、通所介護は特別養護老人ホーム、NPO、社会福祉法人、株式会社などが運営しております。

人員基準の違い

通所リハビリは、
医師1名
理学療法士・作業療法士・言語聴覚療法士・看護職員・准看護師・介護職員のいずれか
※理学療法士・作業療法士・言語聴覚療法士を常勤換算方法で、0.2以上確保しなければなりません。
※管理者は、医師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚療法士・看護職員・准看護師・介護職員から選任し兼ねることも可能です。
※病院と診療所では異なります。

施設基準

通所リハビリは、
消火設備その他の非常災害に際して必要な設備並びに通所リハビリテーションを行うために必要な専用の機械及び器具を備えなければなりません。
また、通所リハビリテーションを行うにふさわしい専用の部屋等であって、3平方メートルに利用定員を乗じた面積以上のものを有しなければなりません。
ただし、通所リハビリテーション事業所が介護老人保健施設である場合にあっては、当該専用の部屋等の面積に利用者用に確保されている食堂の面積を加えるものとします。

まとめ

通所介護(デイサービス)と通所リハビリ(デイケア)の違いをはっきりと説明できる人はあまり多くないと思います。
近年、デイサービスにもリハビリ専門職が雇用され、いわゆるリハビリが積極的に実施されるようになりました。理学療法士である私としては非常に有り難いことに感じます。
正直、利用者様やご家族様から見ればデイサービスもデイケアも一緒だと思います。
実際に働いているスタッフもそれ程意識していないのではないでしょうか?
その為、デイケアからデイサービスへの移行などの社会参加支援などについては実際難しく、各事業所では悩んでいる管理者さんも多いのではないでしょうか?
デイサービスも最近では、リハビリ特化型デイサービスや認知症対応型デイサービス、アクティビティを中心としたデイサービスや365日対応型のデイサービスまで様々な特色があります。
この業界で働いている限りは制度をしっかりと理解することは非常に大切だと思います。しかし、全ては利用者様およびご家族様にとって通う場として最適な場所を探す・提供することが大切なのではないでしょうか?
平成30年度介護報酬改定では、デイケアとデイサービスの違いの明確化や短時間の通所系サービスに関して何かが変わると言われております。
どのような議論が今後展開されるかは分かりませんが、各通所事業所が特色を見出し利用者様のニーズに応えていくことが今後良い事業所として生き残る為に大切なことだと思います。
理学療法士として個人的には半日タイプのリハビリ特化型デイサービスは非常に良いデイサービスの特色だと思います。非常に人気もあります。しかし、問題点は料金が安いことです。利用者様にとっては非常に有り難いことだと思いますが、活動量増加の効果が非常にある分、事業所への還元も国の方で考えて頂きたらと強く思っております。
皆様のお住いの地域にはどのようなデイサービス・デイケアがあるか知っていますか?
同一法人内のみならず、地域にどのような資源があるかを把握することは非常に大切であり、これから必要とされるマネジメント力の向上の為にも是非他事業所へ興味を持って頂けたらと思います。

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