訪問リハビリと訪問介護との連携ついて考える!!

多職種連携

地域包括ケアシステム構築には

他(多)職種連携・他(多)職種協働が

必須です。

他職種連携については様々な加算があります。

訪問看護の『退院(所)時共同指導加算』

訪問看護の『看護・介護職員連携強化加算』

通所リハビリの『リハビリテーションマネジメント加算Ⅰ・Ⅱ』

訪問介護の『生活機能向上連携加算』

複合型サービスや共生型サービスも注目されてきています。

その中で、訪問リハビリテーションには、

『訪問介護との連携加算』(要支援)

『リハビリテーションマネジメント加算Ⅰ・Ⅱ』(要介護)

というものがあります。

訪問介護の人たちはこの存在を知っていますでしょうか?

今回は『訪問リハビリと訪問介護の連携』についての意見を記事にしていきます。

訪問介護との連携加算とは?

訪問介護との連携加算とは、

『訪問リハビリのリハビリ専門職(PT・OT・ST)と訪問介護事業所のサービス提供責任者が一緒に利用者さんの居宅を訪問して、利用者さんの身体の状況等の評価を共同して行い、リハビリ専門職(PT・OT・ST)が訪問介護のサービス提供責任者に対して、訪問介護計画書を作成する上での必要な指導及び助言を行った場合に、3月に1回を限度として300単位を加算する。』

という加算です。

現在は、介護予防訪問リハビリテーション(要支援者)のみで算定が可能です。

平成27年度介護報酬改定において、訪問リハビリテーション(要介護者)では

『リハビリテーションマネジメント加算Ⅰ・Ⅱ』

というものが新設され、この『訪問介護との連携加算』が

『リハビリテーションマネジメント加算Ⅱ』に包括化されました。

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リハビリテーションマネジメント加算Ⅱ

リハビリテーションマネジメント加算Ⅱは加算をとる為に、様々な条件があります。

その一つが以下の通りです。

『指定訪問リハビリテーション事業所の理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が、指定訪問介護等の指定居宅サービスに係る従業者と利用者の居宅を訪問し、当該従業者に対し、リハビリテーションに関する専門的な見地から、介護の工夫に関する指導及び日常生活上の留意点に関する助言を行うこと。』

リハビリテーションマネジメント加算Ⅱをとる場合は、『訪問介護等のサービスに係る従業者に対して、介護の工夫に関する指導及び日常生活上の留意に関する助言を行わなければいけない』のです。

訪問介護等ということは、他のサービスもということです。

この加算が訪問リハビリにあるということを分かっていましたでしょうか?

『本当は聞きたいけど忙しそうだし悪い』

↑↑↑日頃の業務でこのようなこと考えたことないでしょうか?

『どんどん聞いて良いんです!!!』

通所リハビリも同様です。

しっかりとリハビリテーションマネジメント加算Ⅱをとっている事業所があります。

遠慮はいらないのです。

リハマネⅠ?、リハマネⅡ?

訪問リハビリ、通所リハビリは原則、どちらかのリハマネ加算をとっています。

この加算は少し特殊であり、

事業所ごとではなく、利用者ごと異なるので注意して頂きたいです。

サービス提供票などで確認すれば分かると思います。

ここで、少し問題があります。

ほとんどの方が『リハマネⅠ』ということです。

↓↓理由はこの記事を読んでみて下さい。

訪問リハビリでのリハマネⅡは効率が悪い?

現在、リハマネⅡの届出をしている事業所は

通所リハビリでは37.7%(H27年度調査)

訪問リハビリでは14.1%(H27年度調査)

となっています。

この届出をしている事業所の中で、更に利用者さんごとにリハマネⅠとⅡに分かれるので相当少ないということが分かります。

これでは『やっぱり、頼みにくいよ』と感じるかもしれません。

とある文章では『訪問介護との連携加算』はリハマネⅡに包括化された

と書かれています。

しかし、リハマネⅠの算定要件には

『介護支援専門員を通じて、指定補問介護その他の指定居宅サービスに該当する事業に係る従業者に対し以下の情報を伝達する等、連携を図ること』

という要件がしっかりとあります。

以下の情報とは、

①利用者及びその家族の活動や参加に向けた希望

②利用者の日常生活能力を維持又は向上させる介護の方法及びその留意点

③その他、リハビリテーションの観点から情報共有をすることが必要な内容

通所リハビリや訪問リハビリのリハビリ専門職は加算をとっている為、少なくともこのことは実施しなければいけないのです。

私の場合、加算要件に関わらず、リハマネⅠでもリハマネⅡでも訪問介護中や通所介護利用中に行ってしまいますけど…。

訪問リハビリはフットワークが売りですから。

リハビリ職に教わることのできること

通所リハビリや訪問リハビリのリハビリ専門職が訪問介護と協働してくれることは分かった。

でも、

『何をしてくれるの?』

と思っている人もいると思います。

そんな人の為に、リハビリ専門職の頼り方を説明していきます。

食事

食事の姿勢、嚥下(飲み込み)の相談、食事動作、食器や自助具の作成

入浴

浴槽の出入り動作、入浴の時の更衣動作、洗身動作、福祉用具選定

排泄

排泄の時の更衣動作、トイレの一連の動作、便座からの立ち上がり、福祉用具選定

整容

歯磨き・洗顔・整髪・髭剃り・化粧・爪切りの動作、自助具の作成

更衣

衣服の選定、着脱動作、靴下や靴の選定、自助具の作成

起居動作

寝返り、起き上がり、座位、立ち上がりの動作指導

移動

最適な移動方法の選定、介助方法の指導

移乗

ベッド⇔ポータブルトイレ、ベッド⇔車椅子などの移乗方法の指導、介助方法の指導

調理

調理方法および手順の指導、準備や配膳、後片付けの方法の指導

掃除

可能な掃除方法の指導、掃除用具の使用方法の指導

買い物

買い物の準備(買い物リストの作成等)、買い物時の持ち運び動作、買い物後の整理整頓

洗濯

洗濯機の使用方法、洗濯物の干し方の動作指導、洗濯物の畳み方指導

その他

各動作における全身状態の管理方法、金銭管理方法指導、交通機関の利用、電話の使用方法指導

【以下、厚労省HP 調査より引用】

その人ごと困っていることは違います。

訪問介護士からみて、

『もっと簡単に介助できる方法はないか?』

『これは自分でできるはず』

『この方法で合っているのかな?』

など、疑問に思った時が相談時です。

すぐにリハビリ専門職に相談してみましょう!

答えが返ってくるかは分からないですが、きっとみんなで話し合えば、きっと良い方法が見つかるはずです。

リハビリ専門職も訪問介護士を頼りにしている

他の記事でも書きましたが、決してリハビリ専門職は偉くはありません。

訪問リハビリの理学療法士からみて、訪問介護は利用者さんの日常生活に直結しており、リハビリのヒントが溢れていると感じています。

私たち訪問理学療法士は、まず、日常生活で何が困っているのかを探します。

その答えをたくさんもっている訪問介護士は他職種協働には必須の他職種なのです。

正直、困っていることが分からないのです。教えて欲しいのです。

また、利用者さんとの関係も築けていると感じます。

利用者さんは信頼をおける人のいう事は聞いてくれる時があります。

私はどの職種も同等だと思っています。

視点が異なり、私たちリハビリ専門職ではない視点を訪問介護士はもっていると思います。

是非、協働しましょう!

そして、連携をしましょう!

リハビリ専門職に壁があるかもしれません…。

それはお互いそうだと思います。

お互いに得意分野を伝え合うことがとても大切だと思います。

訪問リハビリと訪問介護の連携の実際

厚労省のHPより引用しています。

訪問介護からみた利用者さんへの効果は、

『利用者の身体状態が改善した』が46.9%

訪問介護士への効果は『以前より利用者に安全に関われるようになった』が56.3%

助言内容も『非常に良かった』『良かった』が合わせて87.7%になっています。

ケアマネージャーからみても『良かった』が70%以上になっています。

まとめ

今回は、訪問リハビリと訪問介護の連携についてまとめてみました。

しかし、様々な問題があると思います。

①大変さ

②加算報酬が低い

③事業所が少ない

④事業所が限られる

⑤ケアマネージャーへの理解

⑥制度を知られていない

職種は違えど、利用者さんの生活をより良いものにするというゴールは一緒です。

気軽に相談できる他職種は必ずきっと自身を成長させます。

他職種が仲良くなる、繋がる=良いケア・利用者さんの為

他職種協働を心掛け、地域包括ケアシステムを構築していきましょう!!

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