リハビリ

【分かり易く解説】訪問リハビリテーションとは?

このブログは訪問リハビリについての情報を実際に訪問リハビリで働いている理学療法士が書いているものです。

内容は専門職に向けたものから一般の人たちにも理解できるものまで幅広いものになっています。

今回は、一般の人にも分かりやすく『訪問リハビリ』を理解できるような内容を皆さまに伝えていけたらと思います。

訪問リハビリとは?(分かり易く)

訪問リハビリとは、リハビリ専門職(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)が利用者さんのご自宅に訪問をしてリハビリを行うサービスです。

介護保険で行うリハビリでは、通ってリハビリをするものが一般的です。

しかし、理学療法士などのリハビリ専門職がご自宅に訪問をしてリハビリを行うというサービスもあります。

意外と知られていないこともあります。

訪問リハビリをやってみたいと思う方がいらっしゃいましたら、担当のケアマネージャーまたは地域包括支援センターにお問い合わせすることをお勧めします。

訪問リハビリの料金

料金は人により異なります。

介護保険で行う場合は、1回40分間程度の提供で600円くらいの自己負担の人が多いです。

※ただし、介護保険は自己負担額が1割の場合

負担額に応じて40分間の提供の場合、600~1700円で利用者さんごと変わります。

デイサービスの昼食が600円くらいのところが多いので、リハビリだけ自宅でやりたいという方にとっては良いサービスかもしれませんね。

多分1番詳しい訪問リハビリと訪問看護(リハビリ)の料金解説

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訪問リハビリの内容

訪問リハビリって何をしてくれるの?

と皆さん疑問に感じると思います。

訪問リハビリは利用者さん一人一人に対して、その人に合った内容を提供します。

例を紹介します。

自宅でお風呂に入りたくても1人で入ることができない人がいたら、1人でお風呂に入れるような練習を行います。

近くのスーパーに買い物に行きたいけど、行けない人がいたら、安全に買い物に行けるように練習をします。

料理をしたくても脳梗塞の後遺症でできない人がいたら、一緒に練習をしたり、料理をできるような工夫を考えます。

自宅で転倒を繰り返して、怪我の恐れがある人に対しては、どうしたら転倒をしなくなるのかを検討し助言します。

家族の方が介護の方法が分からなければ、介護の方法の指導を行います。

利用者さんまたは家族さんが在宅療養に戸惑い、不安、悩みがあれば傾聴し、助言をします。

自宅でどんなリハビリを自分でやったら良いか分からない場合は、自宅で1人でできる体操などを指導します。

このように、利用者さん一人一人に合った内容をリハビリ専門職(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)がメニューを考え、提供します。

リハビリのイメージが少し変わりましたか?

リハビリというと、マッサージをしたり、筋トレをしたり、歩行訓練をしたり…。

そのようなイメージが強いと思います。

リハビリの分野は非常に幅広いのです。

努力するのは利用者さん本人です。

それをサポートするのが我々訪問リハビリ専門職の仕事です。

その他の訪問リハビリのサービス内容

訪問してリハビリ(運動等)をする以外にも様々なサービスがあります。

①リハビリの計画書の作成

②毎月リハビリ報告書を主治医とケアマネージャーに渡す

③血圧、脈拍、体温、その他全身状態の把握を毎回行う

④医師や他のサービス事業所と連携を図る

など、いろいろと行います。

訪問リハビリの始め方

訪問リハビリの始め方は何通りかあります。

まず、担当のケアマネージャーさんに相談をしてみてください。

ケアマネージャーさんに訪問リハビリを受けたいことを話してみましょう。

ケアマネージャーさんについては、この記事に分かりやすく説明をしてあります。

他にも方法があります。

近くの訪問リハビリをやっている事業所やリハビリもやっている訪問看護ステーションに直接連絡するのも大丈夫です。

最寄りの地域包括支援センターに連絡するでも大丈夫です。

地域包括支援センターの役割と知っておきたい知識

介護保険の場合は、ケアマネージャーさんがサービスの計画を立てますので、担当ケアマネージャーさんに伝えるのが最善だと思います。

はじめる為に他に必要なこと

訪問リハビリをはじめる為に、必要なことを説明します。

①サービス事業所との面談

今、何が困っているのか?、何をできるようになりたいのか?、何をしてくれるのか?

このような事を実際にサービスを提供するリハビリ専門職と話し合いをします。

訪問リハビリは初回アセスメントが重要

②サービス事業所との契約

契約書の説明を受け、サインをします。

同時に訪問リハビリの料金の支払いの為の銀行引き落とし口座用紙を記入することもあります。

この時に、何曜日の何時から訪問リハビリをするかなども決めます。

③主治医への受診

訪問リハビリは主治医(医師)の指示が無ければ提供できません。

最低でも3ヶ月に1回は受診をする必要があります。

普段から定期受診をされている方であれば、わざわざ受診をする必要はありません。

大体このような事を行えば、訪問リハビリをはじめることができます。

【徹底解説】訪問リハビリの指示書について

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訪問リハビリの対象者は?

原則、『通院が困難な人』が訪問リハビリの対象者です。

しかし、デイサービスなどに通う事ができていても、自宅におけるリハビリが必要と判断される場合は訪問リハビリを利用することができます。

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訪問リハビリの効果

訪問リハビリの効果は様々です。

リハビリ専門職との関わりがない状態で今まで在宅療養を送られていた人は、リハビリ専門職が自宅での生活を一通り確認するだけで、様々な助言をもらえる可能性が高いと思います。

また、退院直後は様々な変化に利用者さんおよび家族さんが対応しなければいけない為、効果は高いと思います。

『入院から在宅へ』回復期リハビリの退院支援のポイント

病院退院後の通所リハビリと訪問リハビリの併用連携

短期間の関わりが1番効果を実感できると思います。

訪問リハビリは必要性があれば、いつでも始められ、いつでもやめられます。

自宅での生活で困ったことがあれば、訪問リハビリに相談するのも良いかもしれませんね。

まとめ

一般の方々にも分かりやすく訪問リハビリについて解説をしました。

私は訪問リハビリに携わっている理学療法士です。

そんな私が言うのも変ですが、訪問リハビリは非常に良いサービスです。

また、私の経験上、訪問リハビリを提供するリハビリ専門職(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)は比較的優秀な人が多いと思います。

私がこの『リハウルフ』のブログを開設した理由の1つは、世の中に訪問リハビリを広げる為です。

まだまだ訪問リハビリの認知度は低いです。

この記事を読んでくれてありがとうございます。

是非、訪問リハビリが必要な人がいましたら、その人に『訪問リハビリはどう?』と声をかけてあげてください。

これからの超高齢化社会、自宅で看取る時代です。

地域包括ケアシステムを支えるであろう訪問リハビリに興味を持っていただければ嬉しいです。

分からないことや質問、意見はお気軽にお問い合わせ頂ければ、分かる限りで100%返答させて頂きます。

訪問リハビリの教科書

ABOUT ME
杉浦 良介
静岡県出身・在住の理学療法士(PT)です。 訪問リハビリの分野が大好きです。 人と人を繋ぐ理学療法士を目指しています。 訪問リハビリが好きな人・訪問リハビリについて知りたい人・繋がりたい人・悩んでいる一般の人…ドシドシお問合せ下さい! 相談されると喜んで返信します(笑) まずはお問い合わせから連絡をお願いいたします。 Twitter・Facebookのフォローもどうぞよろしくお願いします。