リハビリ

訪問リハビリが行ける施設、行けない施設を解説します!

訪問リハビリの業務に関わっている人は一度はこの悩みに当たったことがあるのではないでしょうか?

私は訪問看護ステーションで3年働き、その後、訪問リハビリで3年余り働いています。

訪問看護ステーション時代は管理者ではなかった為、言われるがままに訪問をしていました。

しかし、訪問リハビリを立ち上げ、サービス提供責任者(管理者)となり、制度等に関してしっかりと学ぶようになりました。

その際に悩んだことは『どの施設なら行けるのか?』ということです。

訪問リハビリが行ける施設と行けない施設

介護保険なら行ける?

医療保険なら行ける?

逆に訪問看護ステーションからは行ける?

色々と悩みました。

病院や診療所からの介護保険の訪問リハビリは介護保険を持っている人しか利用できません。

介護保険の申請できない若い頚髄損傷患者はどうしようか?

と考え、医療保険の訪問リハビリである在宅患者訪問リハビリテーション指導管理料の算定をはじめました。

その時も色々調べました。

『在宅患者訪問リハビリテーション指導管理料』に関しては、この記事を読んで頂ければある程度は理解できると思います。

私も色々と調べました。

調べても、皆さん様々な解釈をされており、何が正解なのか分かりません。

この記事はあくまで私の解釈です。

参考にして頂くことは構いませんが、絶対合っているとは保証ができません。

御了承下さい。

また、もし間違っていることがあることを気づいた方がおりましたら、問い合わせて頂ければと思います。

この記事で皆さんが同じ視線で制度に沿って訪問リハビリが提供できる日が来ることを願っています。

訪問リハビリが行ける施設と行けない施設「厚労省HP介護給付費分科会【H23.9.5】資料より」

様々なことを調べた結果、平成23年9月5日の厚労省HPに辿り着きました。

過去の資料ですが、厚労省より発表されているものです。

医療の訪問リハビリはどこにも行けない?

まず、私が気になったことは、医療保険の訪問リハビリ(在宅患者訪問リハビリテーション指導管理料)は自宅にもどこにも訪問できないのか?

という点です。

これは資料の間違いではないでしょうか?

と最初は思いました。

しかし、良く考えてみたところ、一番上の『タイトル』に『要介護高齢者』と記載があります。

そもそも、訪問リハビリの場合、医療保険より介護保険を優先される為、介護保険認定者に対しては『在宅患者訪問リハビリテーション指導管理料』はどの施設にいても算定できないのです。

理解出来ない場合は質問を頂ければ可能な限り答えさせて頂きます。

自宅への訪問リハビリは可能

一応、説明しておきます。

自宅への訪問リハビリは可能です。

ただし、制度上、訪問リハビリの対象者であることが条件です。

特定施設入居者生活介護以外の福祉施設・高齢者住宅への訪問リハビリは可能

結論から申しますと、特定施設入居者生活介護以外は訪問リハビリは可能ということです。

では、特定施設入居者生活介護とはどういうことでしょうか?

ということが問題ですね。

特定施設入居者生活介護とは、

特定施設に入居している要介護者に対し、特定施設サービス計画に基づいて入浴、食事、排泄等の日常生活上での世話、相談、助言、機能訓練などを提供するサービスです。

特定施設入居者生活介護は、介護保険制度上、施設サービスではなく、居宅サービスとして扱われます。

では、特定施設とは何?

ということが問題になると思います。

特定施設に該当するものは

①有料老人ホーム

②養護老人ホーム

③軽費老人ホーム

です。

それぞれ説明していきます。

①有料老人ホームとは、介護付き(一般型、外部サービス利用型)、住宅型、健康型の4種類に分類されます。

②養護老人ホームとは、65歳以上で、環境上の理由および経済的理由により居宅において養護を受けることが困難な人にを市町村が措置する老人福祉施設です。介護保険施設ではありません。

③軽費老人ホームとは、老人福祉法第5条の3に定められた老人福祉施設で、A型、B型、ケアハウスの3種類があります。

小規模多機能型居宅介護への訪問リハビリは可能

小規模多機能型居宅介護の利用者への訪問リハビリは可能です。

しかし、居宅に訪問する場合のみ可能となります。

短期入所中やデイサービス利用時は不可能です。

詳しくはこちらの記事を読んでみてください。

小規模多機能型居宅介護と訪問リハビリとの併用について詳しく解説してあります。

認知症対応型共同生活介護 (認知症グループホーム)への訪問リハビリは?

認知症対応型共同生活介護(認知症グループホーム)への介護保険での訪問リハビリは不可能という解釈を私はしています。

しかし、必要がある場合に、事業者の費用負担によりその利用者に対して居宅サービスを利用させることは差し支えないとされています。

あくまで事業者の負担ということです。

補足としましては、医療保険の訪問マッサージや家族が連れていき、外来のリハビリテーションに通うことは可能です。

しかし、介護保険を持っている方はいずれ外来の疾患別リハビリテーションは算定不可能になる為、現時点ではという解釈をした方が良いと思います。

介護保険施設への訪問リハビリは不可能

介護老人福祉施設、介護老人保健施設、介護療養型医療施設への訪問リハビリは不可能です。

医師の訪問診療や往診

やはり、医師はすごいですね。

リハビリ職と比較して、多くの施設に訪問することが可能です。

介護保険外の自費の訪問リハビリはどこでも訪問可能

ちなみに介護や医療の保険外の自費の訪問リハビリに関してはどの施設でも訪問リハビリが可能です。

これからは必ず注目されるサービスになると思います。

【最後に】訪問リハビリが行ける施設・行けない施設

この記事は皆様の意見・質問を元に、皆様の有益な記事になるように日々改定をしていこうと考えています。

『このような場合は?という質問』や『これは違う』という意見はドシドシコメントに残していただければと思います。

その都度改定してより良い記事になるようにしていこうと考えています。

この記事の目標は、訪問リハビリが行ける施設(訪問できる施設)・行けない施設(訪問できない施設)の『永久保存版』です。

細かなことでも構いません。

皆様の協力が必要です。

どうぞよろしくお願い致します。

訪問リハビリのオススメの一冊

ABOUT ME
杉浦 良介
静岡県出身・在住の理学療法士(PT)です。 訪問リハビリの分野が大好きです。 人と人を繋ぐ理学療法士を目指しています。 訪問リハビリが好きな人・訪問リハビリについて知りたい人・繋がりたい人・悩んでいる一般の人…ドシドシお問合せ下さい! 相談されると喜んで返信します(笑) まずはお問い合わせから連絡をお願いいたします。 Twitter・Facebookのフォローもどうぞよろしくお願いします。