訪問看護師のリハビリと理学療法士等の訪問リハビリの違いは何か?

訪問看護師が在宅でリハビリを行うということも最近は増えてきました。

理学療法士としてとても喜ばしいことです。

以前、このような質問を受けたことがあります。

『訪問看護師のリハビリと理学療法士のリハビリの違いは何ですか?』

訪問リハビリに関わっている理学療法士等や訪問看護師は、

この質問に対してどのように答えますか?

私は訪問看護ステーションで働いていたこともあります。

看護師がリハビリを行うことも知っています。

この質問を受けた時、『………?』

どう答えて良いか少し戸惑いました。

その時は何となく、答えました。

その後も『違いって何だろう?』

と考えました。

色々な視点で考える必要があるので、答えは一つではないと思います。

今、私がこの質問をされたら、

『理学療法士の方がリハビリに詳しいです。』

と答えると思います。

 

皆さんならどう答えますか?

是非、聞かせて欲しいです。

看護師が行う訪問看護とは?

『訪問看護』とは、訪問看護ステーションや病院・診療所から、看護師がご自宅に訪問して看護を行うサービスです。

訪問看護の内容

①療養上のお世話

身体の清拭や洗髪、入浴介助、食事や排泄の介助など

②全身状態の観察

病気や障害の状態、体温・血圧・脈拍などのチェック

③ターミナルケア

がんの末期、終末期などでも自宅で生活できるような手伝い

④家族の介護支援や相談

介護方法の指導やその他介護に関する相談

⑤医療処置

主治医の指示に基づく医療処置

⑥医療機器の管理

人工呼吸器や在宅酸素療法の管理など

⑦床ずれ(褥瘡)予防や処置

床ずれ(褥瘡)予防の工夫や指導、手当て

⑧認知症のケア

認知症の介護の相談、工夫の助言、事故防止など

⑨介護予防

低栄養や運動機能低下を防ぐ助言

リハビリテーション

拘縮予防や機能回復、嚥下訓練など

訪問看護師のリハビリテーション

訪問看護の内容にはリハビリがあります。

実際に、関節可動域訓練(ROM-ex.)を行ったり、

体操(運動)を行ったり、嚥下訓練を行ったりもします。

PT・OT・STが行う訪問リハビリとは?

訪問リハビリについてはこのブログでは様々な視点で解説しています。

興味のある方は見てみて下さい。

↓↓↓

【利用者さん向け解説】訪問リハビリって何?

訪問理学療法士とケアマネの『訪問リハビリ対象者』の考えの違い

なぜ訪問リハビリの理学療法士は卒業や通所系サービスを勧めるのか?

さて、今回の分野に関して説明をします。

訪問リハビリにおいても、訪問看護師の内容の①~⑩まで多少異なる形になりますが、担っていると思います。

訪問看護師の内容に沿って、訪問リハビリの内容を説明していきます。

※異なる点を赤字で記載

訪問リハビリの内容

①療養上のお世話

身体の清拭や洗髪、入浴介助、食事や排泄の指導

②全身状態の観察

病気や障害の状態、体温・血圧・脈拍などのチェック

③ターミナルケア

がんの末期、終末期などに対する緩和ケア

④家族の介護支援や相談

介護方法の指導やその他介護に関する相談

⑤医療処置

主治医の指示に基づく医療処置(痰吸引など僅か

⑥医療機器の管理

人工呼吸器や在宅酸素療法の使用状況の把握など

⑦床ずれ(褥瘡)予防や処置

床ずれ(褥瘡)予防の工夫や指導、(手当ては困難

⑧認知症のケア

認知症の介護の相談、工夫の助言、事故防止など

⑨介護予防

低栄養や運動機能低下を防ぐ助言

⑩リハビリテーション

リハビリに詳しいリハビリ専門職としての関わり

リハビリ専門職のリハビリテーション

理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)はリハビリの専門職です。

リハビリについては看護師より詳しいと自信を持って言えます。

訪問看護師と訪問療法士(PT・OT・ST)

大きく分類分けをすると、

①看護師

②リハビリ専門職

に分けられます。

リハビリ専門職を少しずつ分けていくと、

①看護師

②リハビリ専門職(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)

と分けられます。

理学療法士を更に分けると、

①病棟で働く理学療法士

②通所系サービスで働く理学療法士

③訪問リハビリで働く理学療法士

④、⑤、⑥…

と分けられます。

看護師も同じように分類できると思います。

①病棟で働く看護師

②通所系サービスで働く看護師

③訪問看護で働く看護師

④、⑤、⑥…

私は、訪問リハビリで働くPT・OT・STと

訪問看護で働く看護師は

職種は違いますが、在宅での役割りとしてはこのような関係図で説明できると思います。

おまけ:訪問リハビリと訪問看護(看護師)の料金

これは普段私が感じていることです。

鬱憤(うっぷん)です。(笑)

制度上、

リハビリ専門職(PT・OT・ST)が訪問看護として訪問する場合もあります。

リハビリ専門職(PT・OT・ST)が訪問リハビリとして訪問する場合もあります。

訪問看護師が訪問看護として利用者さんのお宅に訪問し、

『全身状態を管理して、リハビリ(機能訓練)をする場合』

もあると思います。

看護師が『リハビリ』という内容のみを提供した場合、

料金では、看護師に負けます。(笑)

リハビリ専門職がどんなに質の高いリハビリを行っても、

残念なことに看護師に料金としては負けます。

ちょっと納得いきません。(笑)

制度なので、仕方がありませんが…。

まとめ

訪問リハビリで働いているPT・OT・STの皆さん

訪問看護師の皆さん

ケアマネージャーの皆さん

その他の職種の皆さん…。

この記事をみて、どう感じましたか?

冒頭でもありましたが、

『訪問看護師のリハビリと理学療法士のリハビリの違いは何ですか?』

という質問に対して貴方ならどう答えますか?

 

私は以下のことは言えると思います。

リハ職のリハビリ看護師のリハビリ

であり

リハ職のリハビリ看護師のリハビリ

でもある。

『PT・OT・STはリハビリに詳しいリハビリ専門職』です。

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