リハビリ

通所リハビリと訪問リハビリのリハマネ加算Ⅰ・Ⅱの違い

平成27年度介護報酬改定で通所リハビリと訪問リハビリにおいて新たな加算が新設されました。

その一つがリハビリテーションマネジメントⅠ・Ⅱの加算です。

リハビリテーションマネジメント加算の概要は、以下の通りです。

リハビリテーションマネジメント加算の概要

適宜適切でより効果の高いリハビリテーションを実現するために、リハビリテーション計画書(様式)の充実や計画の策定と活用等のプロセス管理の充実、介護支援専門員や他のサービス事業所を交えた「リハビリテーション会議」の実施と情報共有のしくみを評価する。

リハビリテーションマネジメント加算の違い

訪問リハビリと通所リハビリでは概要は同じですが、様々な点において違いがあります。

単位数

【訪問リハビリテーション】

リハビリテーションマネジメント加算(Ⅰ) 60単位/月

リハビリテーションマネジメント加算(Ⅱ) 150単位/月

【通所リハビリテーション】

リハビリテーションマネジメント加算(Ⅰ) 230単位/

リハビリテーションマネジメント加算(Ⅱ) 開始月から6月以内 1,020単位/月 それ以降 700単位/月

算定要件

【訪問リハビリテーション】

リハビリテーションマネジメント加算(Ⅰ)の算定要件

①:訪問リハビリテーション計画の進捗状況を定期的に評価し、必要に応じて当該計画を見直していること。

②:指定訪問リハビリテーション事業所のPT、OT又はSTが、介護支援専門員を通じて、指定訪問介護の事業その他の指定居宅サービスに該当する事業に係る従業者に対し、リハビリ テーションの観点から、日常生活上の留意点、介護の工夫等の情報を伝達していること。

リハビリテーションマネジメント加算(Ⅱ)の算定要件

①:リハビリテーション会議を開催し、リハビリテーションに関する専門的な見地から利用者の状況等に関する情報を構成員と共有し、当該リハビリテーション会議の内容を記録すること。

②:訪問リハビリテーション計画について、医師が利用者又はその家族に対して説明し、同意を得ること。

③:3月に1回以上、リハビリテーション会議を開催し、利用者の状態の変化に応じ、訪問リハビリテーション計画を見直していること。

④:訪問リハビリテーション事業所のPT、OT又はSTが、介護支援専門員に対し、リハビリテーションに関する専門的な見地から、利用者の有する能力、自立のために必要な支援方法 及び日常生活上の留意点に関する情報提供を行うこと。

⑤:以下のいずれかに適合すること。

(一)指定訪問リハビリテーション事業所のPT、OT又はSTが、居宅サービス計画に位置付けた指定訪問介護の事業その他の指定居宅サービスに該当する事業に係る従業者と指定訪 問リハビリテーションの利用者の居宅を訪問し、当該従業者に対し、リハビリテーションに関する専門的な見地から、介護の工夫に関する指導及び日常生活上の留意点に関する助言を 行うこと。

(二)指定訪問リハビリテーション事業所のPT、OT及びSTが、指定訪問リハビリテーション事業所の利用者の居宅を訪問し、その家族に対し、リハビリテーションに関する専門的な見地から、介護の工夫に関する指導及び日常生活上の留意点に関する助言を行うこと。

⑥:①から⑤までに適合することを確認し、記録すること。

※リハビリテーション会議は、利用者及びその家族を基本としつつ、医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、介護支援専門員、居宅サービス計画に位置づけた指定居宅サービス等の担当者その他の 関係者が構成員となって実施される必要がある。

【通所リハビリテーション】

リハビリテーションマネジメント加算(Ⅰ)の算定要件

①:通所リハビリテーション計画の進捗状況を定期的に評価し、必要に応じて当該計画を見直していること。

②:指定通所リハビリテーション事業所のPT、OT又はSTが、介護支援専門員を通じて、指定訪問介護の事業その他の指定居宅サービスに該当する事業に係る従業者に対し、リハビリ テーションの観点から、日常生活上の留意点、介護の工夫等の情報を伝達していること。

③:新規に通所リハビリテーション計画を作成した利用者に対して、指定通所リハビリテーション事業所の医師又は医師の指示を受けたPT、OT又はSTが、当該計画に従い、指定通所リハ ビリテーションの実施を開始した日から起算して1月以内に、当該利用者の居宅を訪問し、診療、運動機能検査、作業能力検査等を行っていること。

リハビリテーションマネジメント加算(Ⅱ)の算定要件

①:リハビリテーション会議を開催し、リハビリテーションに関する専門的な見地から利用者の状況等に関する情報を構成員と共有し、当該リハビリテーション会議の内容を記録すること。

②:通所リハビリテーション計画について、医師が利用者又はその家族に対して説明し、同意を得ること。

③:開始月から6月以内の場合は1月に1回以上、6月を超えた場合は3月に1回以上、リハビリテーション会議を開催し、利用者の状態の変化に応じ、通所リハビリテーション計画を見直 していること。

④:指定通所リハビリテーション事業所のPT、OT又はSTが、介護支援専門員に対し、リハビリテーションに関する専門的な見地から、利用者の有する能力、自立のために必要な支援方 法及び日常生活上の留意点に関する情報提供を行うこと。

⑤:以下のいずれかに適合すること。

(一)指定通所リハビリテーション事業所のPT、OT又はSTが、居宅サービス計画に位置付けた指定訪問介護の事業その他の指定居宅サービスに該当する事業に係る従業者と指定通 所リハビリテーションの利用者の居宅を訪問し、当該従業者に対し、リハビリテーションに関する専門的な見地から、介護の工夫に関する指導及び日常生活上の留意点に関する助言 を行うこと。

(二)指定通所リハビリテーション事業所のPT、OT及びSTが、指定訪問リハビリテーション事業所の利用者の居宅を訪問し、その家族に対し、リハビリテーションに関する専門的な見地か ら、介護の工夫に関する指導及び日常生活上の留意点に関する助言を行うこと。

⑥:①から⑤までに適合することを確認し、記録すること。

※リハビリテーション会議は、利用者及びその家族を基本としつつ、医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、介護支援専門員、居宅サービス計画に位置づけた指定居宅サービス等の担当者その他の 関係者が構成員となって実施される必要がある。

リハマネ加算の違いのまとめ

通所リハビリテーションと訪問リハビリテーションのリハビリテーションマネジメント加算の概要は同じです。

しかし、訪問リハビリテーションと通所リハビリテーションを比較した場合、通所リハビリテーションの方が単位数が多いです。

それは、以下のことが理由として考えられます。

①リハビリテーションの基本料金が通所リハビリが低い

②リハビリ会議の実施数が通所リハビリの方が多い

③通所リハビリは利用者さん宅に訪問しなければならない

以上の3点です。

リハビリテーションマネジメント加算は特殊な加算で一つの事業所で、Ⅰをとる利用者さんがいれば、Ⅱをとる利用者さんもいます。

ⅠをとるかⅡをとるか、どちらをとるべきかは賛否両論あると思います。

私の個人的な意見としては、全員にⅠをとり、リハビリテーションの提供時間を増やし、書類時間を減らした方が事業所の為にも利用者さんの為にもなるかと思います。

リハビリテーションマネジメント加算Ⅱは書類数も多く、医師の協力が必要となる為です。

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このリハビリテーションマネジメント加算Ⅰ・Ⅱは平成27年度介護報酬改定の新設加算です。

どのように効果判定が行われ、平成30年介護報酬改定で変わるのかが見物ですね。

ABOUT ME
杉浦 良介
静岡県出身・在住の理学療法士(PT)です。 訪問リハビリの分野が大好きです。 人と人を繋ぐ理学療法士を目指しています。 訪問リハビリが好きな人・訪問リハビリについて知りたい人・繋がりたい人・悩んでいる一般の人…ドシドシお問合せ下さい! 相談されると喜んで返信します(笑) まずはお問い合わせから連絡をお願いいたします。 Twitter・Facebookのフォローもどうぞよろしくお願いします。