リハビリ

本人の想いを大切にする!様々なサービス選定の際に気をつけるポイント

みなさんは介護サービスを選ぶ時にどのようなことを気をつけていますか?

入院時の退院指導の際、装具を付けるように指導したにも関わらず「退院した日から使っていない」ということは本当に多いです。

介護サービスを選ぶ際に普段私が気をつけていることを説明していきます。

退院後のあるある

私は訪問リハビリの現場で6年以上働いています。

入院や外来のセラピストからリハビリサマリーを受け取り、在宅でリハビリを行うのですが、受け取った内容のリハビリサマリーと異なることが本当に多いです。

よくあることは、

  • 装具を全く使っていない
  • 歩行器や杖を使っていない
  • 通所系サービスに行かない
  • やってはいけないという動作をやっている
  • 指導された自主練習をやっていない

こんな感じのことは本当に多いです。

全てを理想通りにしようとしても難しいってことなのです。

  • 「やりたいことはやりたい」
  • 「やりたくないことはやりたくない」

退院する時は「装具をつける!」って言っていましたよ…。

でも、結果的に「付けていない」

退院する時は「歩行器使っていましたよ!」

でも、結果的に「歩行器を使っていない」

結果が全てであり、一番良い結果に導くためにはどうしたら良いかを考えて行く必要があると思います。

本人の選択・想いを大切にする

患者さん、利用者さんの立場に立って考えてみることが大切だと思います。

例を挙げて紹介しましょう。

例えば、歩行補助具を選定をする際、どんなことを気にしていますか?

例えば、若い男性にこのようなシルバーカーを提案したとしましょう。

入院中は「これは安定していいなぁ」と言い、シルバーカーを使って歩行をする人もいます。

しかし、病院から出た瞬間使わなくなる人も中にはいます。

それは「見た目が……。」などの理由が多いです。

そんな方が見た目を気にして歩行器使わず、歩行補助具なしで移動したら転倒リスクが高まったり、移動しなくなったら活動量が低下し廃用症候群のリスクも高まります。

そんな方に、「どれが好き?」とパンフレットを見せて選んで頂き、自ら選んだこのような歩行器を勧めたらどうでしょう。

「これカッコイイでしょ?」と自慢し、喜んで使うかもしれません。

そうすることで転倒や廃用症候群も予防できるかもしれません。

 

もう一例。

よくあるのが退院後から装具を使っていない。

「そんなことあるの?」

と思うかもしれませんが、本当に多いですよ。

理由は様々です。

例えば、「床に傷がつくから」とかの理由で短下肢装具を使わなくなったり。

「蒸れて暑い」からという理由で、コルセットを使わなくなったり。

本当に多いです。

ちょっとした気遣いで解決される場合もあるのです。

装具は必要だから処方されている。

しかし、その大切さが本当に理解していない・伝わっていない場合も多いです。

そして、気遣いができていない場合も多いです。

本人の選択からセラピストが最善な選択を!

どんな選定でも大切なことは、本人の選択肢から専門職が最善な選択をすることだと思います。

本人が受け入れたくないものから専門職が理想を押し付けても、結果的には「使わない」「やらない」という事態に陥ります。

結果的に、「使わない」「やらない」となる場合は、セラピストの視点での優先順位の高いものを勧め、本人や家族の想いから外れていた場合です。

一番良いパターンは、本人と家族とセラピストの想いや理想が一致している場合です。

しかし、そういう場合ばかりではないと思います。

本人の想いの中からセラピストが「妥協できる選択肢」があれば、それを選ぶべきです。

しかし、妥協できない選択肢がない場合もあります。

その時はあらゆる方法を使って、本人や家族の想いを広げていく必要があります。

セラピストも妥協が必要です。

セラピストが理想ばかりを貫いても、大切なことは結果です。

これはリハビリメニューでも一緒だと思います。

「この運動は良いよ!」って言ってもやりたくないことはやらない。

そんな時に「拒否」が生まれることもあります。

「拒否」された時、そこには理由があると思います。

そんな時は、「本人の想い」から外れていると解釈した方が良いと思います。

例えば、こんなことも大切と思います。

 

在宅で生活をしていくということ

やはり、本人の選択できる環境が大切。

退院後はまずは移動・最低限の日常生活。

そして、専門職が同じ方向を向いていくことが大切。

ABOUT ME
杉浦 良介
静岡県出身・在住の理学療法士(PT)です。 訪問リハビリの分野が大好きです。 人と人を繋ぐ理学療法士を目指しています。 訪問リハビリが好きな人・訪問リハビリについて知りたい人・繋がりたい人・悩んでいる一般の人…ドシドシお問合せ下さい! 相談されると喜んで返信します(笑) まずはお問い合わせから連絡をお願いいたします。 Twitter・Facebookのフォローもどうぞよろしくお願いします。