リハビリ

【解説】訪問リハビリと小規模多機能型居宅介護の併用

小規模多機能型居宅介護とは?

そもそも小規模多機能型居宅介護をご存知だろうか?

小規模多機能型居宅介護とは、「通い」を中心として、要介護者の様態や希望に応じて、随時「訪問」や「泊まり」を組み合わせてサービスを提供することで、中重度となっても在宅での生活が継続できるよう支援するサービスである。

イメージがつきますでしょうか?

小規模多機能型居宅介護をざっくり説明しましょう。

「小規模」や「小規模多機能」と略されることが多いが、間違ってはいけないのが昔は通所介護の規模を表す表現にも「小規模」という言葉が出てきた。今は地域密着型となっている。

小規模多機能型居宅介護とは?

  1. 月額のセットプラン(介護度別)
  2. どのくらいサービスを使っても料金が一定
  3. 使えるサービスは(通所介護、訪問介護、短期入所)
  4. 基本的に普段は家にいる
  5. 使い放題であるが、適切なマネジメントが必要

想像ができますでしょうか?

最近は、看護小規模多機能型居宅介護というサービスもできました。

もう少し細かく説明をしていきましょう。

サービスの組み方や料金

介護度別に料金が決められており、サービスの回数が関係してきません。

病院で働く人では、地域包括ケア病棟のリハビリをイメージすれば分かりやすいかもしれませんね!

  • 通所介護週1回・訪問介護週2回
  • 通所介護週3回・短期入所週1回
  • 通所介護週2回・訪問介護週3回

上記の場合、どのパターンでも料金が一緒になります。

使い放題でありますが、しっかりとマネジメントをする必要があります。

小規模多機能型居宅介護のケアマネージャーさんがしっかりとマネジメントして、ケアプランを作ります。

使えるサービスの種類は?

小規模多機能型居宅介護で使えるサービスの種類は以下の3つです。

  1. 通所介護
  2. 訪問介護
  3. 短期入所

このサービスでケアプランを作成します。

基本的に普段は家で生活をしている

時々、小規模多機能型居宅介護が施設?と勘違いされている方もいらっしゃいます。

小規模多機能型居宅介護は、居宅介護サービスです。

介護サービスは以下のものがあります。

介護サービスの一つであり、3つのサービスが利用できると考えたほうが良いでしょう。

サービス提供者は全て同じ事業所の人

ここがポイントです。

小規模多機能型居宅介護の特徴は、一つの事業所の職員が、訪問介護も通所介護も短期入所も行います。

ということは、事業所で働く職員は全てを熟す必要があります。

利用者さんの立場で考えれば、訪問介護に来る人も一緒。

通所介護に行っても一緒の人が働いている。

非常に安心してサービスを受けられることができますね。

事業所で働く職員は全てのサービスを提供する能力が求められます。

小規模多機能型居宅介護は通所リハビリの併用ができない

小規模多機能型居宅介護は併用できるサービスと併用できないサービスがあります。

リハビリ専門職が必ずいる通所リハビリは併用ができませんし、他の通所介護も併用できません。

訪問リハビリと小規模多機能型居宅介護の併用

小規模多機能型居宅介護にリハビリ専門職がいればリハビリの視点を交えることができます。

しかし、実際リハビリ専門職が小規模多機能型居宅介護にいることは極僅かだと思います。

そこで、小規模多機能型居宅介護の利用者さんでリハビリを受けたい!という方には「訪問リハビリ」「訪問看護からのリハビリ」という選択肢があります。

しかし、これもしっかりとマネジメントした結果、訪問によるリハビリが必要なのか?を精査する必要があると思います。アセスメントの結果、必要であれば併用も可能です。

この時、プランを立てる方は小規模多機能型居宅介護のケアマネージャーです。

訪問リハビリはこのケアマネージャーから依頼があります。

逆に、訪問リハビリをすでに利用していて、小規模多機能型居宅介護を利用する場合は、ケアマネージャーが変わることになります。

訪問リハビリと小規模多機能型居宅介護の併用の問題点

訪問リハビリと小規模多機能型居宅介護を併用する時の問題点は、限度額です。

限度額とは?

限度額=支給限度基準額のことを一般に指しています。 皆さんはこれを略して「限度額」と呼んでいます。 支給限度基準額(限度額)とは、簡単に説明しますと、要介護(要支援)状態の人がどのくらいの介護サービスを利用できるか? ということです。

詳しくはこちらの記事を読んでみてください。

小規模多機能型居宅介護と生活機能向上連携加算

平成30年度介護報酬改定において生活機能向上連携加算というものが小規模多機能型居宅介護においても新設されました。

この加算についてはこちらの記事で解説してあります。

この加算は外部のリハビリ専門職と一緒に評価してリハビリの視点を入れて計画書を作成するというものです。

新たにリハビリ職との連携の方法ができたということは素晴らしいことですね。

訪問リハビリと様々なサービスとの併用問題

今回のように訪問リハビリと小規模多機能型居宅介護は併用できるのか?という問題のように訪問リハビリでは様々な介護サービスの併用問題があります。

しっかりと制度を理解して適切な事業所運営をしていくことが大切ですね。

併せてこの記事も参考にしてみてください。

ABOUT ME
杉浦 良介
静岡県出身・在住の理学療法士(PT)です。 訪問リハビリの分野が大好きです。 人と人を繋ぐ理学療法士を目指しています。 訪問リハビリが好きな人・訪問リハビリについて知りたい人・繋がりたい人・悩んでいる一般の人…ドシドシお問合せ下さい! 相談されると喜んで返信します(笑) まずはお問い合わせから連絡をお願いいたします。 Twitter・Facebookのフォローもどうぞよろしくお願いします。