リハビリ

自動血圧計とパルスオキシメーターの仕組みを知っていますか?

自動血圧計とパルスオキシメーター

自動血圧計やパルスオキシメーターは我々理学療法士等にとって必須アイテムです。
両方とも非常に有名であり、医療介護に関わる人にとっては誰もが知る医療機器の一つだと思います。
自動血圧計は自動で血圧を測るものです。
パルスオキシメーターはSpO2(酸素飽和度)を測るものです。
これは皆様ご存知だと思います。
測り方も測る数値も知っていると思いますが、
測る仕組みを知っていますでしょうか?
知った上で測定をするとより正確な状態把握ができると思います。
知っている方も多くいらっしゃると思いますが、豆知識の一つになると思います。

血圧とは?

血圧は血液が血管を押す力です。
血管が細くなったり、血液がドロドロしたり、血液量が増えると血圧は上がります。
また、血管が広くなったり、血液がサラサラになったり、血液量が減ると血圧が下がります。
最高血圧とは、心臓が血圧を送り出す為に、心臓の筋肉をギュッと収縮させた時の圧力です。
最低血圧とは、心臓の筋肉が一番広がった時の圧力です。

自動血圧計の仕組み

自動血圧計の多くはオシロメトリック法という方法で測定をしています。
オシロメトリック法とは、マンシェットを上腕に巻き圧迫した時に、動脈の拍動によって微小な振動が発生することで測定をしています。
測定を開始すると徐々に加圧され、その後徐々に圧が下がっていくと振動の振れ幅が急に大きくなります。
その振れ幅の増加が1番顕著なところを最高血圧です。
さらに圧を下げていくと、振れ幅が急に減少していきます。
振れ幅の減少が1番顕著なところが最低血圧です

自動血圧測定で注意すべきこと

・マンシェット選びはとても大切です。肘から1cm~2cm上に巻いて下さい。その際、指が1~2本くらい入るのが目安です。
・高齢者では左右の腕で血圧が変わることがあります。また、手首での血圧計も差があります。同じ部位で測ることをお勧めします。
・血圧は一日の中で変動します。毎日2回程度同じ時間帯に測ることをお勧めします。
・心房細動等の不整脈がある場合には正しく測定できません。
・送脱気チューブを踏んだりしないようにしましょう

SpO2(経皮的酸素飽和度)とは?

Saturation(飽和)Pulse(脈)O2(酸素)の略です。
だから、サチュレーションと言われているのです。
動脈血の中のヘモグロビンが酸素とどの程度結合しているのかを%で表したものです。
正常値は96%以上と言われています。
90%以下の場合は十分に酸素が全身に送られていないということになります。

パルスオキシメーターの仕組み

血液中(動脈)には酸素を運ぶヘモグロビンがあります。
ヘモグロビンには酸化ヘモグロビンと還元ヘモグロビンがあります。
ヘモグロビンと酸素の結合量で光の吸収量が変わる為、表皮表面からSpO2が測定できるのです。
パルスオキシメーターからは光が出ます。
可視光線と赤外線が同時に出ます。
この2つの吸収率の比率からSpO2(酸素飽和度)が測定できるのです。
測定部位は光が通過できることが条件です。
手の指だけでなく、足でも、耳たぶでも可能です。

SpO2測定で注意すべきこと

・血圧計を巻いている方で測定するとSpO2が低下する恐れがある
・マニキュアをしていると光が通過しません。マニキュアをしていない指で測定しましょう
・末梢部に冷感がある場合は血流量が減少していることがある為、正確にSpO2(酸素飽和度)が測定できない場合もあります。マッサージ温めるなどの工夫をしましょう。
・SpO2(酸素飽和度)の測定値は時間差があります。
・数値が表示されてから20~30秒の測定時間が必要です。
・器械に水分が付かないように注意しましょう

ABOUT ME
杉浦 良介
静岡県出身・在住の理学療法士(PT)です。 訪問リハビリの分野が大好きです。 人と人を繋ぐ理学療法士を目指しています。 訪問リハビリが好きな人・訪問リハビリについて知りたい人・繋がりたい人・悩んでいる一般の人…ドシドシお問合せ下さい! 相談されると喜んで返信します(笑) まずはお問い合わせから連絡をお願いいたします。 Twitter・Facebookのフォローもどうぞよろしくお願いします。