訪問リハビリで卒業させ過ぎて利用者が減る事件発生

訪問リハビリで卒業させ過ぎて利用者が減る事件発生

タイトルの通り、訪問リハビリの利用者様を卒業させ過ぎて利用者様および訪問件数が減ってしまうという体験を今しています。

今回はその体験を記事にしたいと思います。

訪問リハビリは利用者数に波がある

訪問リハビリは非常に利用者数≒訪問件数に波がある介護サービスだと思います。

訪問看護ステーションで働いていた社会参加支援加算が導入される前から感じていたことです。

今日は忙しいけど、次の日は暇

書類業務も多いので実際は暇ではないのですが、運営に携わるようになり、売り上げという実績も気にするようになりました。

確かに書類業務は大変です。

しかし、訪問をしなくては売り上げは伸びません。

書類業務はあくまで訪問リハビリの一環であり、制度上やらなくてはいけないことです。

以前、他事業所の訪問リハビリの先輩に

『書類業務が多くて大変なんですけど…どうしたらよいですか?』

と聞いたことがあります。

先輩からは『やるしかない』と言われました(笑)

まぁ、そうなんですけど…。

訪問リハビリはキャンセルも非常に多いと思います。

受診によるキャンセル

家族の都合でデイサービスやショートステイに行く為のキャンセル

体調不良でキャンセル

私用でキャンセル(私用でキャンセルは個人的には納得いきません)

毎日のようにキャンセルがあるのは普通になっております。

キャンセルが無ければどれだけ売り上げが伸びるのか?

と考えたこともあります。

また、営業日数においても波があります。

ひと月の営業日数も20日~23日と変動があります。どうしても経営者というものは細かなところは見ずに

先月と比較します

現場で働いている私にとっては納得できないこともあります。

しかし、そこはしょうがないと思います。

また、季節によっても変化があります。

例えば、夏や冬は入院が増える傾向があると思います。

そのような時は利用者数は減少します。

様々な理由で訪問リハビリのサービスは利用者数に波がある事業所だと思います。

小さな事業所であるとその影響はダイレクトに現れます。

社会参加支援加算と春の影響

訪問リハビリの利用者の『卒業』は非常に良いことだと思います。

私も適宜適切な効果的なリハビリテーションを実施するように事業所内に指導をしております。

ダラダラとリハビリを実施するのではなく、常に変化を求め、効果を考えながら実施するようにしております。

その姿勢が事業所内にも広がり、『卒業』を意識するようなってくれています。

事業所のトップとしても非常に喜ばしいことです。

また、『春』という季節は気候も暖かくなり、デイサービスに繋げ易い時期だと思います。

これは今年初めて経験をしました。

『○○さんがデイサービスに行けそうです』

『○○さんが1人で買い物に行けるようになりました』

上記のような会話が事業所内で増えるようになりました。

非常に嬉しかったです。

あれ?訪問スケジュールがスカスカ(涙)

少しずつは感じていましたが5月半ばを迎え、訪問スケジュールがスカスカになってしまいました。

2月には満員だったスケジュールも、現在は空き枠ばかりです。

ほとんどが社会参加支援をした上での良い卒業でした。

そこに体調不良で入院・ステルベン等も加わり一気に利用者数が減少してしまいました。

新規の依頼は今まで同様に継続的に来ていますが、このような時はなぜか利用に繋がらなかったり、繋がったとしても、週1回利用だったりと思うように訪問件数は伸びません。

負の連鎖なのでしょうか?波なのでしょうか?

まだ統計を取れるくらいの実績がないので何とも言えませんが…。

経営者は数字を見ます。

これからが少し不安です。

このようにスケジュールが空いた時はカルテ整理をしたり、書類業務や業務改善をします。

しかし、売り上げには繋がりませんし、今後増えてくるのかな?という不安もあります。

積極的な卒業は正解だったのか?

理想と現実は違います。

のはじめの理想は退院後3ヶ月間、週3回の短期集中リハビリを実施し、卒業。

しかし、これは事業の運営上厳しいと思っていました。

新規の利用者を獲得するには、面談(アセスメント)・契約・新しい書類作成業務が加わります。

書類業務は非常に業務を圧迫します。

事業所の開設から今までの卒業者の統計を取っていましたので、振り返ってみました。

そしたら、卒業者は平均継続利用月数がたったの4ヶ月

結果的に、結構理想に近づいていました。

しかし、忙しさの割には売り上げは伸びていませんでした。

社会参加を積極的にさせる訪問リハビリは変化があって非常にやりがいがあります。

『絶対にデイサービスには行かない』と言っていた人が活き活きとデイサービスに行き始めたり、閉じこもりだった人が外に出始めたり…。

セラピストとしても非常に嬉しく思います。

今でも、これが本来の訪問リハビリであると思っています。

しかし、介護サービス事業所はしっかりとした経営が無ければ潰れます。

訪問リハビリすら行えない状況に陥ります。

非常に難しいと思います。

しっかりとした経営をした上で、訪問リハビリの形を見つけていく。

これが今後の課題なのかもしれません。

単独の訪問看護ステーションはもっと大変?

社会参加支援加算は現状、訪問リハビリにしかない加算です。

しかし、訪問リハビリも訪問看護Ⅰ5も目指す先は一緒だと思っております。

私は病院のみなしの訪問リハビリですので、利用者が少なくなれば、回復期病棟で単位を稼ぎに行く体制をとっています。

なので全体として考えれば穴埋めができている状態です。

しかし、単独のステーションがどんどん卒業させ、利用者が減少していったらどうなるのでしょうか?

私も現在は関わっていない為、現状は分かりませんが、積極的な卒業も難しい状況なのかな?と想像をしています。

確かに、卒業も考えず、ダラダラと5年10年と計画も目標も内容も変わらないリハビリを繰り返せば売り上げは確実に増えます。

しかし、セラピストのモチベーションは保てないと思います。

まとめ・これからの課題

積極的な卒業は経営に影響がある

利用者の推移を見ながら、上手に卒業させ、効果的な訪問リハビリを提供していくと共に、セラピストの訪問リハビリに対するモチベーションも上手くコントロールしていく必要がある

訪問リハビリって難しいですね。

でも...面白い。

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