理学療法士が経験した帯状疱疹の初期症状と治療経過

これは理学療法士である私が経験した帯状疱疹のお話です。

帯状疱疹は1度かかったら99%の人が再発しないと言われてもいます。

(しかし、最近では2回目の感染もあるという情報もあるようなので正直、何とも言えません)

と言っても、帯状疱疹になる場合はほとんどの人が初めてという訳です。

帯状疱疹は聞いたことがある人も多いと有名な病気ですが、あまり軽く考えない方が良いです。

その為にも早期発見が非常に大切になります。

医療従事者である私も初期症状から受診したのは6日目です。

初めは帯状疱疹なんて考えもしませんでした。

医師にも『なんで早く受診しなかったの?』と言われました。

分かる訳ありません…はじめてでしたので。

私はあまり悪化しませんでしたが、帯状疱疹は結構痛いです。

そんな思いを皆さんにしてもらいたくないので、この記事を書くことにしました。

帯状疱疹とは?

痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)というウイルスがあります。

このウイルスが初めて感染すると、水疱(みずぼうそう)になります。

子どもの時に感染することが多いです。

この時に皮膚にでた発疹から神経を伝わって後根神経節内にウイルスが潜伏するようです。

潜伏感染していたウイルスが何らかの誘因によって再活性化して発症するのが帯状疱疹です。

帯状疱疹の名前の由来は、神経に沿って赤い斑点が皮膚に帯状にできるからのようです。

原因は?

帯状疱疹は免疫能力が低下すると発症する病気です。

誰でも発症する可能性がある病気です。

細胞性免疫が低下する病気の人や老人がなり易いと言われています。

過労やストレス、怪我、手術、高齢化が免疫能力を低下すると言われており、それが原因と考えられます。

何科に受診すれば良いの?

一番良いのは皮膚科です。

内科でも治療はできるようですが、判断に迷う場合もあるようです。

また、顔に帯状疱疹ができた場合は耳や目にも障害が残る場合もあるので、耳鼻科や眼科に通う必要もあるかもしれません。

私が体験した初期症状・治療経過

これは私が体験した帯状疱疹の発症(初期症状)からの治療経過です。

1日目(初期症状)

右の肩甲骨(背中)の筋肉痛?と思いました。

少しピリピリ痛い感じもしましたが、肩こりかな?と思いました。

非常に疲れていたので、1日中寝て過ごしました。

2日目(初期症状)

ほとんど1日目と同じ症状でした。

しかし、少しピリピリ・チクチクとした痛みが少し強くなった気がしました。

この日も1日中寝ても眠い状態でした。

3日目(初期症状)

朝起きたら右の上半身が重い感じがしました。

1日目・2日目よりピリピリ・チクチクの痛みが強くなりました。

右の背中だけだった症状が右の上半身広がりました。

何かをしている時は痛みを感じませんが、パソコンに向かったり、車の運転をしている時は痛みが気になりました。

この日は肋間神経痛かな?と疑いました。

肋間神経痛とは、病名ではありません。肋骨に沿って走る神経が何らかの原因で痛む症状です。まだ、放っておけば治るかな?と思っていました。

また、何かが右の肩に乗っているような気がしました。

4日目(初期症状)

3日目とほぼ同じ症状でした。

しかし、なかなか治らない。疲れていることから、もしかしたら帯状疱疹?と疑いました。

しかし、皮膚症状も無かったので受診は考えませんでした。

5日目(中期症状)

日中は症状としては3日目と4日目と変わりませんでした。

しかし、夜、鏡で身体を見ると3cm程の虫刺されのような赤い斑点が右胸と右脇腹に現われました。

夜だったのでそのまま寝ました。

6日目(中期症状)

痛みの度合い少しずつ強くなっていましたが、我慢ができるくらいでした。

お昼頃、職場の同僚に見せたら、はじめて赤い斑点の真ん中に水泡があるのに気づきました。

『これ帯状疱疹』と言われた為、そのまま受診をしました。

そしたら、案の定、皮膚科の先生に『帯状疱疹ですね』と言われ治療が開始となりました。

私の処方された薬は以下の通りです。

・バラシクロビル錠500mgを毎食後2錠ずつ7日分

・ゾビラックス軟膏5%(塗り薬)

・ロキソプロフェンNa錠60mg(頓服:痛み止め)

 

驚いたのがその金額です。

この3つで保険が適応されて約3900円でした。

抗ウイルス化学療法剤であるバラシクロビル錠500mgが一週間分で医療点数で924点で高額でした。

この日はとにかく眠い状態が続きました。

7~9日目(中期症状)

服薬開始2日目~4日目。

右の背中に赤いブツブツが出てきました。

はじめにできた2つとは異なり小さなブツブツの集合体でした。

これは痛痒い感じでした。

症状が出た皮膚の痛みはあまりありませんでしたが、右上半身の内部がチクチク・ピリピリ痛いという状態が続きました。

あとは右上半身の皮膚が全体的に痛い・肩が重いといった症状です。

寝ても寝ても疲れがとれず、何かをしてもすぐに疲れるといった状態でした。

この時が一番痛かったです。

10日目~13日目(中期症状)

痛みは徐々に落ち着いてきましたが、まだ少し痛みはありました。

痛みからかゆみに変わってきました。

疲れやすいことは変わらず、すぐに眠くなり、家に帰って何もせずいつのまにか眠りについてしまうこともありました。

14日目(治療開始から一週間経過)

抗ウイルス薬を一週間服薬しました。

痛みはほとんどなく、痒みが強くなりました。

一週間ぶりに受診した結果、治療は終了となりました。

皮膚状態は回復段階ですが、まだ皮膚には斑点が残っている状態です。

15日目以降

少しずつ更新予定

………

帯状疱疹後神経痛とは?

帯状疱疹後神経痛とは、帯状疱疹が治癒した後も続く痛みのことです。

3ヵ月後で7~25%。6ヵ月後で5~13%の人が、痛みが残るとのデータもあるようです。

ひりひり・チカチカ・ズキズキ・締めつけられる・電気が走ると表現されるような痛みです。

帯状疱疹後神経痛を残さない為にも初期の治療が大切になります。

痛みが長く続く場合は、帯状疱疹の治療を受けた医師に相談してみることをお勧めします。

帯状疱疹はうつるのか?

帯状疱疹は上述したように潜伏していたウイルスが再び活動を始めて発症するものなので、帯状疱疹そのものがうつることはありません。

しかし、帯状疱疹のウイルスが水疱(みずぼうそう)のウイルスと同じ種類の為、水疱(みずぼうそう)にかかったことのない乳幼児や抗体のもってない大人が接触するうつる可能性もあります。

帯状疱疹の好発部位は?

知覚神経に発症します。

特に胸髄神経節の領域であります体幹に多くみられます。(胸から背中などの上半身)

また、三叉神経領域の第1枝にも多くみられます。

しかし、顔面や頭部、眼の周囲、足などどこにでも症状が出ることがあります。

帯状疱疹の時にお酒は飲んでもいいのか?

そもそも薬とアルコールを一緒に飲むことはいけません。

アルコールの成分と薬の成分が結びつき、効果が半減してしまうからです。

また、アルコールは血管を拡張させ、炎症を悪化させてしまう危険性もあります。

また、様々な副作用が現われる危険性もあります。

帯状疱疹はあまり軽くみてはいけません。

帯状疱疹の治療では、ウイルスを退治する為に、抗ウイルス薬を内服します。

お酒が好きでも身体を治すことを第一に考えて飲まないという選択をした方が良いでしょう。

お酒を飲むとぐっすりと眠れると勘違いさえている方も多いかもしれませんが、眠りが浅くなり、帯状疱疹を治すことに対しても逆効果です。

帯状疱疹後のお酒は体調が完璧になってからが良いでしょう。

帯状疱疹後のお酒を飲むタイミングは医師に確認するということが一番適切かと思います。

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