リハビリ

在宅復帰率を上げる!訪問セラピストが考える自宅退院できる条件とは?

平成30年度診療報酬改定における在宅復帰率

平成30年度診療報酬改定においても在宅復帰率の要件が変更される予定です。

在宅復帰率を上げなきゃ!と思っている人も多くいるのではないでしょうか?

それは何の為ですか?

病院経営の為でもあると思いますが、その前に患者さんやその家族の為を考えた在宅復帰を考えて頂きたいですね。

在宅の代表である自宅への退院

在宅復帰と考えますと、一般的には自宅をイメージされる方が多いのではないでしょうか?

誰もがとは言えませんが、「できる限り自宅で過ごしたいと考えている人は多いはずです。

私は通所リハビリで2年。

訪問リハビリで6年働く理学療法士です。

皆さんは自宅に退院できる条件ってどんなことがあると思っていますか?

回復期病棟などで働くセラピストは入院中のリハビリを行う中で

  • この人は自宅に退院できるかな?
  • この人が施設かな?

など色々と考えると思います。

その時の基準って何ですか?

自宅に退院できる条件って何ですか?

在宅で8年間働くセラピストとしてこれだけは言えます。

誰でも自宅で生活できる可能性がある

自宅に帰る可能性をゼロにしていませんか?

誰でも自宅で生活できる可能性がある

そんなの無理だ!

と思う方もいらっしゃると思います。

そんな方に聞きたいです。

『なぜ無理なのでしょうか?』

私は、普段思うことがあります。

  • 本人が自宅退院を希望
  • 家族が自宅退院を希望

上記のような場合でも、

自宅は無理無理!施設しかない!

このようなことを言っている人いませんか?

私は、自宅に帰りたいなら帰れば良いと思っています。

一般の人が、病院のスタッフに

「自宅には帰れません。施設しか選択肢がない」と言われたら、

「そうなんですね。では施設を探します」と考えると思います。

もし自宅に帰れる可能性があるにも関わらず、その選択肢を無くしているのであれば、非常に残念なことだと思います。

自宅に帰れない理由があるのであれば、

自宅に帰る条件もしっかりと説明できなければいけない

と思います。

それは、本人や家族の希望を叶える為です。

本人・家族の選択を尊重する為です。

自宅退院できる条件とは?

病気などは人それぞれです。

  • ベッド上で寝たきりの人
  • 歩けるけど認知症の人

両者共に自宅で生活ができます。

実際に自宅で生活している人がいます。

ということは、病気による状態だけでは

自宅退院ができる・できないは決められないということです。

それだけで決めているのであれば、間違いです。

大切な条件は優先順位に並べると以下の通りです。

  1. 介護力
  2. 利用できるサービス
  3. お金
  4. 環境

介護力

自宅に帰る為には「介護力」がとても大切になります。

また、介護する覚悟が大切になります。

病気を患った人は、できないことが増えます。

例えば、

  • お風呂に一人で入れない
  • トイレに一人で行けない

のであれば、

  • お風呂に入れてあげる
  • トイレに連れて行ってあげる

こうすれば、

「できない」を「できる」に変えれます。

利用できるサービス

全部、家族が介護しなくても良いのです。

家族も仕事をしていたり、老々介護であったり。

色々な事情があると思います。

家族ができないことは介護サービスなどで補えば良いのです。

その為には、在宅ではどんなサービスがあるのかを知っておく必要があります。

お金

サービスを使うにあたって必要なのがお金です。

汚い話になるかもしれませんが、お金があれば解決される。

お金がなければ解決しないことも多々あります。

その為にもより良い老後を迎える為にお金は必要です。

どのサービスにどのくらいのお金がかかるのか?

それを本人・家族が支払う力があるのか?

それが大切になります。

その心構えが、あれば自宅退院も可能です。

お金のことをしっかりと理解した上で、どんな施設か?自宅か?の選択肢を与える必要があります。

環境

環境もとても大切になります。

  • 住んでいる周辺の環境
  • 自宅内の環境

これらで大きく変わります。

  • 自宅の目の前にコンビニがある
  • 近くに家族がいる
  • 家がバリアフリー

このように環境によっても大きく変わります。

まとめ

今回は、訪問セラピストが考える自宅退院できる条件をまとめました。

これは私の考えですので参考程度にお願いします。

「できない」を「できる」に変えて行けるのであれば自宅退院は可能となります。

それには一人一人条件が異なります。

自宅退院を希望しており、それに対する覚悟があれば自宅退院は誰にも可能性があると思います。

また、私は、在宅復帰率を上げる為には、在宅を知っている看護師やセラピストを地域連携課に置くことがとても有効だと考えています。

患者さんとその家族の希望を叶える為に最大限の助言ができれば良いと思います。

私は訪問リハビリの管理者を行いながら、最近回復期病棟でも働き始めました。

それは、

  • 在宅の視点を伝える為
  • 自分自身が回復期を知る為
  • 医療介護の連携を強化する為

です。

  • 医療介護連携!
  • 他職種協働!
  • 他事業所間連携!

これから絶対大切です!

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ABOUT ME
杉浦 良介
静岡県出身・在住の理学療法士(PT)です。 訪問リハビリの分野が大好きです。 人と人を繋ぐ理学療法士を目指しています。 訪問リハビリが好きな人・訪問リハビリについて知りたい人・繋がりたい人・悩んでいる一般の人…ドシドシお問合せ下さい! 相談されると喜んで返信します(笑) まずはお問い合わせから連絡をお願いいたします。 Twitter・Facebookのフォローもどうぞよろしくお願いします。